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日本の古墳しかり、エジプトのピラミッドしかり、王者と言うのは巨大な墓を作りがちである。とっころがその逆もある。壮絶な紅葉で知られる大徳寺塔頭高桐院にある細川忠興(三斎)とガラシャの墓は石灯篭である。千利休が秘蔵していた灯篭で「天下一」の称があったという。秀吉と忠興のふたりに請われて困った利休は、わざと裏面三分の一を欠き、キズ物と称してその懇請を断った、という伝説を立て看板が説明している。ガラシャが自らの意志で散ったのは1600(慶長5)年7月17日だった。遺骨は大阪の崇禅寺の境内に埋葬されたという。10月、夫である忠興はオルガンチノ神父と相談して盛大なキリスト教式葬儀を行った。忠興が高桐院を建立したのがその翌年になる。それにしても質素な墓である。忠興は下記地蔵院を建立した頼之の兄弟頼有の子孫である。そして細川護熙元首相はその忠興の末裔である。政界引退後、陶芸家、茶人として活動しているという。細川家は実に質実な家系と想像される。![]() 京都市西京区山田北ノ町 NikonD700 Nikkor28-70mmF2.8 京都市西京区の地蔵院へ出かけた。竹の道が本堂まで続いている。一休禅師が幼少期を過ごしたというこの寺は、今では竹の寺として知られている。開け放たれた入口から薄暗い内陣奥に目を凝らすと、本尊の延命安産地蔵菩薩像をかろうじてうかがうことができた。堂の横の苔むした庭にも20体近い石仏が並んでいる。 境内の左手奥に進むと大きな自然石がふたつ見えた。それぞれに一対の竹筒があり、花が活けられている。何も刻まれていない。裏に回ってみたが、やはり何も書いていない。案内の木札に「細川頼之(よりゆき)、宗鏡(そうきょう)禅師」とあり、やっとこれが細川石と呼ばれる墓石であることがわかった。室町幕府の基礎を築いた政治家と、そして禅の師の墓だが、その簡素ぶりは見事という他はない。 ![]() 京都市西京区松室地家町 NikonD700 Nikkor28-70mmF2.8 ところで地蔵院はその通り名の通り竹林で知られているが、紅葉の名所でもある。およそ半分のイロハモミジが色づいていたが、住職によると、今年は色彩が綺麗ではないという。今月初旬から私もいくつかの寺院を訪ね歩いてきたが、どうもぱっとしない印象を持っている。紅葉する前に紫色に変色、そのまま枯れかかってる葉が多い。やはり初秋の冷え込みが足りなかったのだろうか。それとも都市化の影響が顕著になりつつあるのだろうか、かつて嵯峨野祇王寺で見た深紅の見事さが懐かしい。あのような紅葉はもう見ることができないのだろうか。帰路、偶然見つけた喫茶店の英国骨董家具の美しさが私の嘆息を和らげてはくれたのだが。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() NikonD700 Nikkor28-70mmF2.8 NikkorVR70-200mmF2.8 11月に入って木々が色づき始めた。ただ一時冷え込んだものの、先週末から暖かい日が続いている。少し歩いた感じでは、すでに葉が汚く枯れたモミジもあり、今年の紅葉は決して綺麗とは言えないような気がする。いずれにしてもピークは中旬以降で、写真をここに追加、あるいは別エントリーで掲載する予定だ。
一昨日、京都市上京区小川通寺之内の本法寺庭園「三巴の庭」を拝観したのだが、涅槃会館で開帳中の長谷川等伯筆「佛涅槃図」に再会した。
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最近、京都の観光情報サイト「花なび」にボランティア参加することになった。要するに開花情報などを写真で紹介、それがホテルなどのハイビジョンシステムに転送される仕組みになっているようだ。まだそのようなシステムの画像を見ていないが、その前に与えられたブログの画質がお粗末で呆れている。というわけで苦言を書いてみた。以下はそのログである。
![]() はじめて「花なび」の写真を見たとき、ちょっと写真が不鮮明だと感じた。たぶん携帯電話カメラなどで撮ってるからかなと思ったりしたものだ。ところがいざ自分が投稿することになり、実際に写真をアップして驚いた。花なびの投稿規定によると写真やイラストは1366×708ピクセル以上、8MB以下とある。そしてブログ上では480×320ピクセルのサムネイルが表示される仕組みになってるようだ。この画像が不鮮明である。 ![]() オリジナルは3,000×2,000ピクセル、6.6MBなのだが、圧縮率が高すぎるのではないかというが最初の印象だった。つまり68KBは軽すぎるのではないかと私は思った。ここまで縮めると画質劣化は避けられないというのがつたない経験からの推測である。それに画像処理ソフトの定番フォトショップなどで縮小するとなんとなくぼやけた感じになる。そこで4方向のラプラシアンフィルタを使用する「縮小専門。」というフリーウェアソフトを使って花なびと全く同じ大きさにリサイズしてみた。 ![]() どうだろうか、私のモニターではこのほうが遥かに鮮明に見える。当初私が考えた、高圧縮、つまりファイル容量を減らしたことが要因とは言い切れないということになる。問題は圧縮アルゴリズムではないかと思い始めた。ただ花なびはオンライン処理によるものだが、縮小専門はデスクトップ上で処理するものだ。この先のネットワーク技術に対して私は知識を持っていない。一例として写真共有フリッカーの画像を紹介する。 ![]() このサイトでは写真をアップロードすると、オリジナルの他に、長辺75、100、500、1024ピクセルの画像が自動生成される。これはそのうちの長辺500ピクセルのものだが、花なびより表示サイズが若干大きい。そのサイズを勘案すればファイル容量は3.4倍となっている。どのようなアルゴリズムを使っているか不明だが、鮮明である。それにこの展開サイズなら250KBは決して重いとは私は思わない。この程度のクオリティがあるといいなと思う。 ![]() Nikon D40 Nikkor18-55mmF3.5-5.6 散歩コースである京都・平野神社の境内で珍しい花を見つけた。というより、えっ、今ごろなんでヒガンバナ?と戸惑ってしまった。何というか桃色、濃いピンク色で、形はヒガンバナ(彼岸花 Lycoris radiata 写真左)によく似ている。違うといえば、あの独特のヒゲかなり短く目立たないという点である。似た花、黄色いショウキズイセン(鍾馗水仙 Lycoris traubii)はよく見かける。ヒガンバナとショウキズイセンの交雑種である白花ヒガンバナ(Lycoris albiflora 写真右下)も珍しくないが、この桃色は初めてである。 神社に尋ねてみたら、種子を販売している会社の元社員に球根を譲って貰ったそうで、今度名前を訊いてみるとのこと。人工交配による園芸種と想像される。果物や野菜もも季節感がなくなっているが、もしこれがヒガンバナの仲間としても、まさかヒガンの名を冠することはできないだろう。それにしても本家ヒガンバナの一種毒々しい色と比べると、朱が薄まった感じで、むしろ清楚で美しい色彩という印象を持った。写真はニコンの一眼レフ普及機D40についていたズームレンズで撮ったのだが、近接撮影が可能で、結構使えると感心した。どんよりした曇り空、小雨が降りかけていた中の撮影だった。フォトショップでRAWデータ処理の際、彩度その他はいじっていない。![]() Nikon D40 Nikkor18-55mmF3.5-5.6 ところでこの平野神社、桜の名所として知られている。特に3月中旬に開花する、楼門前のサキガケザクラ(魁桜)は有名で、これが咲くと、その名の通りいよいよ京都の花見シーズンの幕開けと囁かれる桜だ。花弁が小さいので気付かない人が多いのだが、カンザクラ(寒桜)が最近開花した。 ![]() ![]() ![]() ![]() NikonD700 Nikkor28-70mmF2.8 例えば読めない文字の海外サイトを見るだろうか? 日本語ブログは日本語を分かる人しか寄らない、少なくとも再訪しないと思う。幸い写真ブログは、タイトルと撮影データだけでも十分であるから、なんとか英文で作れる。そんなわけで、撮れたての写真をベースに新しいブログを立ち上げてみた。
ある写真愛好家のグループからゾーンプレートの話をして欲しいという話があった。新たな表現手段として知りたいと言う。それじゃ普通のレンズやピンホールとどう違うのかというわけで、同じボディNikonD40を使い4種類の光学システムで比較テストをしてみた。
![]() ![]() ![]() ![]() ズームレンズは、ニコンの入門デジタル一眼レフ機D40についていたもの。軽いし、値段の割に良く写る。キヨハラのソフトフォーカスは古い写真ファンの間ではお馴染みのレンズ。絞るとピントがクリアになる。ボケ具合はフォーカスを外すことでも調節できる。いろいろコントロールできるのがソフトフォーカスレンズと言える。ピンホールはセンサーあるいはフィルムの面積が大きいほどクリアになるのだが、APS-Cサイズだと流石に不鮮明である。もっとも適正口径の針孔を使うとレンズに近づいてしまうので、表現としては凡庸になってしまうと私は思う。ゾーンプレートはソフトフォーカスに似ている。ピンホールと比べると口径が大きいので、手持ち撮影が可能である。こうしてみると、ピンホールはデジカメではなく、中判あるいは大判フィルム、逆にゾーンプレートは高感度撮影できるデジカメが良いような気がしないでもない。もっともそれぞれの表現目的によって、最終的にツールを選ぶことになるのだが。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() NikonD700 Nikkor28-70mmF2.8 MicroNikkor105mmF2.8 昨22日時代祭があった。いわば仮装行列であるが、それぞfれの時代の装束は京都だからこそ用意できるものだろう。行列のハイライト、平安婦人列は、五花街の芸妓(げいこ)、舞妓さんが毎年交代で務める。今回もマクロレンズでアップ写真を撮らせていただいた。集合写真は祇園東の芸妓さんたち。最後の清少納言役十二単は先斗町の芸妓さんが纏ったもの。 ![]() これは番外。昨今は街角でのキャンディッド写真が撮り難くなったせいか、祭礼行事にはこのようにカメラを手にした人がたくさん集まるのが常だ。こんな状況の中で、超アップの写真を撮るのは気を遣うが、芸妓さんたち、とても協力的だった。感謝。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() NikonD700 MicroNikkor105mmF2.8 嵯峨野から嵐山を巡行する野宮神社の祭事、斎宮行列があった。斎宮(斎王)とは天皇が新たに即位 するごとに天照大神の御杖代と して、伊勢神宮に遣わされた未婚の内親王もしくは女王のことである。源氏物語の「賢木」では、秋の終りに源氏が六条御息所を訪ね、名残りを惜しむシーンがある。娘が斎宮になったのを機会に、六条御息所が野宮神社籠もって潔斎したからである。それはともかく、往時の平安貴族の衣裳の色遣いを彷彿とさせる行列だった。
このエキサイトの他にグーグルのBloggerに写真ブログを作っている。多言語に対応したサイトだが、英語で書いている。というのはタイトルと撮影場所を書く程度なので、語学力の必要性があまりないからだ。ネットでは英語は英語圏の人々の言語というより、国際語の色彩が強いのもその理由である。おそらく、このブログより訪問者は多いと思う。
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